車の買い替え
@40
先日、ブログ内で車を買いかえようと考えている旨を投稿しましたが、７月末位に、ついに、新たな軽自動車に買い替えました。今流行の軽ハイトワゴンです。実用ベースなので、走っていて全く楽しくはありませんが、最近の軽の進化は凄まじく、感覚としては、カローラクラスの車に乗っている感じです。元のミライースは、廃車というか、小遣い程度の金額で下取りに出し、遠距離用として使用していた３ナンバーの乗用車は、車買取業者に売却しました。
したがって、今保有しているのは新たに購入した軽自動車だけとなりました。
遠距離業務用に、また３ナンバーの乗用車を購入することも検討しましたが、「まぁ軽でいいか」と落ち着いてしまっています。
それに、最近のEV化の動向を鑑みると、今、新たにガソリン車を購入することに、少し躊躇してしまいます。２０３５年以降は、日本でも全ての新車がEVとなるのは、ご存じのとおりです。といっても、いきなりガソリン車に乗れなくなるわけではありませんが、正直、今後、インフラも含めて、車環境がどのように変化するかが、未知数です。
例えば、ガソリンスタンドの数は、経済産業省資源エネルギー庁の統計によれば、全国で平成２３年度に３７，７４３件あったガソリンスタンドが、令和２年には、２９，００５件にまで減少しています。また、令和２年度に新たに開設されたガソリンスタンドは、１０２件に過ぎす、おそらく、令和３年度は、既に１００件を切っていることでしょう。（引用 経済産業省資源エネルギー庁）
ある専門家によると、こうしたガソリンスタンドは、地下にガソリン等を貯蔵しており、この貯蔵庫は約３０年スパンでメンテナンスをする必要があるらしく、その費用は数千万円ほどかかるため、経営が厳しいガソリンスタンド業者の廃業があいついでいるとのことでした。
確かに、私の若い頃に比べると、最近は、土地勘がない場所で、ガソリンスタンドを探すことに苦労する場合も多くなってきた気がします。
単純に考えれば、ガソリン供給→電気供給に変えることで、スタンドとして商売ができるようにも思われますが、EVスタンドを併設しているガソリンスタンドが増加しない現状を見ると、そう簡単な話ではないのでしょう。もし、EVスタンドが儲かるのであれば、一時の太陽光発電ブームのように、多くの業者が新規参入するはずですが、そのような感じでもありません。
ところで、売却した３ナンバーの乗用車ですが、５年落ちのもうすぐ車検という車でしたが、結構な金額で買い取り業者が購入してくれました。実をいうと、売る前からそこそこの金額で売れることは想定していました。以前フルモデルチェンジ前の同じ車を７年落ちで下取りに出したことがあり、「５年落ちであればこの位かな」と予想できたためです。
私は、以前の投稿で述べたように、基本、セダン、マニュアル、FRの車を購入し続けてきました。よって、その車もマニュアルかつFRでしたが、やはりというか、通常のAT車よりも１００万以上高額で引き取られていきました。
マニュアルでFRの車というのは、昔は、多くの車がありましたが、今や絶滅危惧種です。そのため、玉数の少なさもあって、実は、価値が大きく下がりません。例えば、２０年位前は、スカイラインのマニュアル車（GTRではありません）に乗っていましたが、つい先日、カーセンサーでその車の中古価格を見たところ、３００万以上で販売されていました。また、発売当時は、全く不人気で、ついには絶版となったシルビアのS15なども、今や数百万円の価値がついています。ちなみに、走行距離はほとんど関係ないようです。
旧車にもかかわらず、高い金額で売買される背景には、いわゆるマニュアル車でスポーツタイプ、特に後輪駆動の車は、常に一定数のニーズがあり、かつ、玉数も少なく、さらに言えば、海外で高値で販売できるからです。例えば、３２GTRなどは、FRではありませんが、車買取業者の話しでは、日本で１０００万円程度で仕入れ、倍程度の金額で海外で販売しているようです。
こうした状況をみると、遠距離用に、あらたにマニュアルミッションのスポーツタイプの車を買うのもありかなとも感じています。こうした車へのニーズが無くなることはないでしょうし、くわえて、元々少ない販売数が、近年はさらに減少していることもあり、仮にEV化が進んだとしても、今後も価値が下がらないことが予想されます。
但し、残念ながら、マニュアルかつFRの車というのは、最近本当に少なくなり、選択肢としては、ニッサンのフェアレディZ、トヨタのスープラ、８６、マツダのロードスター程度しかありません。スープラなどは、デザインも非常にマッシブで恰好よく、BMW製のエンジンで運転しても楽しそうですが、８００万円程度もします。
「まさか、車好きの自分が、軽自動車だけになってしまうとは。」と少しブルーになるこの頃ですが、最近は、車のサイトを見て、脳内で楽しんでいます。「買いたいな。でももったいないし。」などと、あれこれ考えています。今のところ、予定はありませんが、もしかすると、長距離業務のために（というか、むしろ欲に負けて）、また、購入してしまうかもしれません。
