パソコンが壊れました

 本年度の司法書士試験(筆記)は、先週終わったようですね。

 こちらのブログは、まったく更新していませんでしたが、久しぶりに投稿しています。

 ブログ村も久しぶりに覗いてみましたが、自己採点で高得点を取られた方もいるようですね。少し早いですが、おめでとうございます。

 合格し、研修が終わると、いよいよ開業に向けて準備をされることになるかと思います。司法書士の業務必須ツールとして、きっとパソコンも買われることでしょう。

 すでに、個人用パソコンは所有されているかもしれませんが、日進月歩で進化するパソコン性能を考えると、開業にあたっては、少しでも最新のパソコンを購入された方がよいと思います。

 私も、10年前に、当時最新のパソコンを購入しました。といっても、ネットゲームをするような高性能GPUを積んだものではなく、あくまでも事務用パソコンです。

 近くのドスパラで10万円程度で購入しました。ドスパラは、BTOパソコンメーカーですが、余計なアプリが入っておらず、いわゆるメーカパソコンに比べて、コストパフォーマンスも優れているのでお勧めです。

 そのドスパラパソコンですが、つい先日、ついに寿命を迎えました。

 昨年夏頃から、動作スピードが極端に落ち、「いよいよ買い替えかな。」とはずっと感じていたのですが、騙し騙し使っておりました。しかし、先日、あるソフトが固まってしまったことにより、再起動をかけたところ、ガーガーという音がパソコン内部から発生するのみで、起動すらしなくなりました。朝、事務所をあけてすぐのことでした。

 「まじか・・・。」

 今までは、立ち上がりは遅いながらもなんとか起動していたため、当初は、実際に起動しない状況をなかなか受け入れることができませんでしたが、事態が好転しない状況が明らかになるにつれ、状況の深刻さにゾッとしました。

 当然ですが、全ての業務はパソコンで行っています。これまでのデータはもちろん、現在進行中の業務データもパソコンの中にあります。バックアップはかけていますが、そもそも、パソコンが動かない以上、何もできません。

 

 パソコン店へ急行

 ちょうどその日は忙しくなかったのが幸いでしたが、パソコンが使えない状況が長引けば、非常にまずいことになります。何度再起動してもダメなので、「これはもう買い替えるしかない。」と諦めると同時に、念のためこの古いパソコンも診てもらおうと考え、近くのドスパラに、開店を待って、デスクトップパソコン本体を抱えて急行しました。

 特急扱いで内部をクリーニングしてもらい、確認してもらったところ、どうも起動と終了を繰り返ししている、つまり延々と再起動をしている模様でした。店員いわく「マザーボードの問題なので、もう起動することはないでしょう。」とのこと。

 こうなった以上、やはり新しいパソコンを購入するしか道はなく、10年前と同様の10万円程度のデスクトップパソコンを購入することとしましたが、問題は、壊れたパソコン内のデータです。

 懸念したのは、パソコン内のWORDファイルを移行できるかどうかという点でした。ソフトであれば再度インストールすればよいだけですが、データはそうもいきません。司法書士の仕事は文書を作ることであるといってもよく、これまで蓄積した膨大な書類データは業務上の大きな財産ですし、現在進行中業務の書類が失われた場合の損害も計り知れません。

 外付けハードディスク内にバックアップはしていましたが、少し心配していたところ、ドスパラ店員より「古いパソコン自体のハードディスクをまるごと取り出し、そのデータを新しいパソコンに移行することもできます。」との説明がありました。なお、ドスパラでやるのは、ハードディスクを取り出し、USBで移行できる状態にするまでで、移行作業(USBで新しいパソコンに接続し、移行するだけ)は自分でやる必要があるとのことでした。

 もし、古いパソコンのハードディスク内のファイルおよびデータを、新しいパソコンにまるごと移行できるのであれば、ある意味、中身は一緒の新しいパソコンとなるため、これに勝るものはありません。

 しかし、古いパソコンのハードディスクが劣化していた場合、移行できない場合もあるとのこと。ハードディスクが移行できる状態かどうかは、取り出してみないと分からないとのことでしたが、事ここに至っては、やってみるしかなく、その処理を依頼することにしました。

 所要時間1時間強を経て、なんとか、劣化しておらず移行できる状態であることが判明し、とりあえず一安心でしたが、まだまだやるべきことは残っています。

 いったん、新しいパソコンと一緒に事務所に戻りましたが、時刻は14時を過ぎていました。

新しいパソコンの設定

 事務所に戻り、新しいパソコンを立ち上げ、データを移行しようと思ったのですが、まず最初の問題が発生しました。

 ドスパラのBTOパソコンは、モニタ別売りです。モニタは前のものを使用すればよいと思っていたのですが、10年前のモニタの接続端子は、変換ケーブルが必要であることが分かり、またドスパラに戻り、変換ケーブルを購入してきました。この時点でドスパラを3往復しています。事前に確認しておくべきでした・・・。

 モニターも接続でき、いよいよと思ったのですが、また問題が発生しました。

 最近のパソコンですが、10年前と異なり、OSがウインドウズの場合、最初に起動すると、マイクロソフトのユーザー登録及び初期設定をしなければなりません。つまり、ネット環境が必須なわけですが、BTOパソコンの場合、無線LANは非搭載であることも多く、外付けの無線LANが必要です。

 外付け無線LANは、前のものを使用するつもりでしたが、以前息子が事務所に来た際に、誤って蹴飛ばしたことによりUSB接続部分が折れ曲がっているためか、新しいパソコンに接続しても認識されません。しかたがないので、何度も行ったり来たりを繰り返してうんざりしつつ、今度は近くのコジマ電気に行き、外付け無線LANを購入してきました。

 新しい外付け無線LANは無事認識されましたが、ここで一つ矛盾が生じることとなります。

 外付け無線LANをUSBにて接続すると、自動的にドライバーがダウンロードされ、その後インストールされるのが一般的です。しかし、マイクロソフトのユーザー登録や初期設定をしないと、パソコン操作ができず、外付け無線LANのインストールを完了することができません。

 つまり、マイクロソフトの初期設定にはネット接続が必要なのに、そのネット接続は初期設定が完了しないとできない、という状況に陥るわけです。

 結局、スマホで色々検索し、なんとか面倒な初期設定を飛ばす方法を見つけ解決しましたが、ネット必須の時代においては、色々と面倒だなと感じました。

 「もう少し簡単にしてくれよ・・・。」とぼやきながらも、なんとか初期設定を完了し、ようやく古いパソコンのハードディスクを、そのまま新しいパソコンに移行する作業を開始しました。作業といっても、USBで接続し、あとは勝手に移行されるだけなので、時間はかかりましたが、こちらはスムーズに移行が完了しました。

 次にやるべきは、各種ソフトや周辺機器のドライバーのダウンロードです。

 私は、ピクオス社の司法くんを使用しています。自分で再インストールもできなくはないのでしょうが、業務の根幹に関わることなので、司法くんの再インストールは、ピクオス社に費用を払って依頼することとし、それ以外のソフトや周辺機器のドライバーをインストールすることとしました。

 アクロバットDC、マイクロソフト365やその他ソフトをインストールしていきます。クラウド型が主流の現在、ソフトの再インストールは随分簡便になったなと感じます。

 問題が発生したのは、プリンターのドライバーでした。

 私は、リコー、ブラザー、NECの周辺機器を用いていますが、このうちNECはドットプリンターです。リコー、ブラザーはHPでドライバーを見つけ、スムーズにダウンロードできましたが、NECに限っては、機種が10年前のものだからなのか、NECのHPを見ても、その機種のドライバーがありません。ドットプリンターは、権利証等の氏名入れなどに活躍しています。

 「ドライバーくらいちゃんと分かりやすくしておいてよ。」とぶつくさ言いながらも色々と試行錯誤し、やっとのことでパソコンに認識され、印刷できる状態になった頃には、21時を過ぎていました。

 それ以降も、メールの設定(これがまた結構大変)などを行い、結局、丸一日かかってしまいました。

 作業しているときは、とにかく早く復旧することに必死で気も張っていましたが、ある程度の目途がたった時点で、疲れがドッと押し寄せました。

 ほんと、パソコンが壊れると一大事です。年々、色々な情報がパソコンやスマホ内に集約されていくため、それを買い替えるのは、より大変になっている気がします。

 でも、新しいパソコンにしたおかげで、これまでパソコンの遅さにイライラしていた業務をスムーズに進めることができるようになりました。丸一日を費やし大変でしたが、買い替えて良かったと感じています。他の皆さんはどうしてるんでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です