【三国志】中国ドラマ【司馬懿軍師連盟】
こちらのブログで、「【三国志】中国ドラマ【Secret of Three Kingdoms】」にはまっていると投稿しました。既に視聴し終わりましたが、その後、また中国ドラマ、しかも同じ三国志系のドラマにはまってしまいました。
冒頭のタイトルにもあるように「三国志司馬懿軍師連盟」というドラマです。Secret of Three Kingdomsを超える全86話の大作中の大作でしたが、2月中旬、やっと視聴し終えました。
「やっと」と書きましたが、途中だれたり、惰性で視聴していたわけではなく、最後まで興味を持ち続けることができた良質のドラマでした。むしろ、個人的には、これまで見た多くのドラマ、日本、欧米、中国などのアジアなどの枠に留まらず、ベストの部類に入る作品だと感じています。
三国志 司馬懿軍師連盟
このドラマのことは、以前から存在は知っていましたが、Secret of Three Kingdomsと同様に、いわゆるフィクション系の歴史ドラマであろうという理由から、なんとなく敬遠していました。しかし、Secret of Three Kingdomsが意に反して?面白かったため、同じ脚本家が手掛けたこちらの三国志も視聴してみようと思ったのです。
司馬懿が主人公である点は同じですが、内容はより硬派なドラマでした。サブタイトルに「軍師連盟」と付いているため、視聴前は、魏の荀彧、郭嘉、荀攸、程昱、賈詡あたりと協力したり舌戦を繰り返すようなドラマかと思っていましたが、そうではなく、どちらかというと司馬懿の青年期から死亡までを描いた、史実に沿った大河ドラマというのが適切だと思います。
史実と異なる部分はもちろんあるにせよ、多くの展開は史実に準拠しており、時代考証においては、日本の大河ドラマよりもしっかりしている気もします。
もしこの題名でなければ、もっと早く視聴していたため、原題(中国語)のとおり、メインタイトルは「三国志~司馬懿伝」とし、サブタイトルで「軍師連盟」とすればよいのになぁとも思いますが、この辺りは好みにより左右される部分かもしれません。
ドラマでは、司馬懿が、魏の曹操、曹丕、曹叡、曹芳という4代に渡って仕える中で、どのように権力を手にしていくかが描かれます。こう聞くと、野心家である主人公の立身出世物語のように聞こえますが、そうではなく、むしろ人間司馬懿が、様々な人間と関わり、色々な苦難に遭遇し、それを乗り越えて成長していく様が描かれます。ドラマ中の司馬懿は、むしろ隠忍自重な性格で、青年期から老年期まで、一貫して豊かな人間力を持った魅力のある人物として描かれており、視聴者の没入感を高めてくれます。
司馬懿は、歴史好きであればご存じのとおり、最終的に西晋による魏の簒奪の礎を作った人物ですので、本来は、このドラマの主人公とは異なり、もっと狡猾な人物なのかもしれません。しかし、よく考えれば、仮に狡猾だけの人物であれば、組織の中で地位を向上させていくことは、現実の社会でも不可能であることを考えると、実際の司馬懿は、本ドラマの主人公のような人間味溢れるような人物だったのかもしれないとも感じます。
司馬懿は、魏の初代皇帝曹丕(曹操の子)の四友(四人の友のうちの一人)と呼ばれるなど、魏王朝内で次第にその存在を高めていきます。魏王朝では、実際の歴史上も、曹真、夏侯惇といった曹一族に連なる一族、いわゆる宗室が存在し、大きな力をもっていたところ、陳羣、司馬懿による九品官人法などの施行もあり、徐々に宗室の力が失われていくわけですが、本ドラマ中においても、力を奪われんとする宗室と司馬懿との間で虚々実々のやりとりが繰り広げられます。
最終的には、司馬懿は、高平陵の変を経て、権力を独占することとなりますが、権力闘争にハラハラドキドキするだけではなく、その過程における、司馬懿の内面の変化や権力を手中にした際の人間心理の様子も見事に描かれています。
例えば、白い巨塔、沈まぬ太陽や華麗なる一族などの山崎豊子の小説やドラマを見ると、人間の弱さや強さ、そして怖さのようなものを感じることができますが、それに近いような感覚を最終話に近づくにつれ得られることでしょう。
ところで、Secret of Three Kingdomsや本作を見て感じたことですが、中国ドラマは日本のドラマに比べて巨額の製作費が投じられています。日本の大河ドラマでは、製作費は1億円弱程度らしいのですが、本作には約70億の製作費が投じられているとのことです。
巨額の製作費をかけていることは知っていましたので、セット、衣装、戦闘シーンなどに驚きはなかったのですが、それ以外の部分、例えば、オープニングテーマや作中の音楽なども、いわゆる中国民謡的なものではなく、西洋的な洗練されたものとなっており、以前見た、例えばゲームオブスローンズなどと比べても、遜色ないほど洗練されています。
また、Secret of Three Kingdomsについて投稿したブログでも同じことを述べましたが、中国の役者の演技力は非常に高いものがあり、ドラマ作品としての完成度の高さに驚かされることとなりました。
これまで、ジャッキーチェンや少林寺などの80年代の香港映画は、私も一時夢中になった気がしますが、中国本土のドラマや映画は、90年代に入ってから単発で名前を知る程度でした。それらは、大抵、なんとなく暗く、いわゆる社会主義国の映画というような印象でしたが、ここ連続してSecret of Three Kingdomsと本作を見て、印象を改める必要があると感じています。
レビュー
★★★★★ 5点/5点
@40 さん
ご無沙汰しておりました。
九条です。
実は、過去にブログの方で告知させていただいた本(note の有料記事)が完成し、
大変遅れてとなりましたが、リリースしました。
記事中で @40 さんのブログを紹介させていただきました。
また、あとがきの謝辞の場にて、お礼を申し上げさせていただきました。
このような本をリリースできたのは、
受験生時代に @40 さんのブログに助けられたおかげです。
ありがとうございます!
さて、本の方ですが、もし興味がありましたら
ご購入いただくのが私としては一番幸いではあるのですが、
ブログの「お問い合わせ」からメールアドレス等、
連絡先を教えていただければ、無償で原稿をお送りいたします。
よろしくお願いいたします。
>九条さん
記事完成おめでとうございます。
私の受験時代の勉強方法がお役にたっていたのであれば大変嬉しく思います。
またブログを告知頂いたとのこと、感謝申し上げます。
試験勉強法方法については、受験生毎に、各自の方法論があると私は感じています。
以前もブログ内で述べましたが、そうした独自の方法論を持って勉強できるかできないかが、合否に大きく関わってくると思っています。
私ごときが言うのも恐縮ですが、九条さんは、ご自身で信念をもって、物事に取り組むことが出来る方のようにお見受けしています。
これは、勉強だけではなく、人生全般に対しても、おそらくそうであるのでしょう。
自分で考えて色々とチャレンジすることは素晴らしいことですよね。
記事については、ちょっと今バタバタしているため、落ち着いて読める時期に、あらためてお願いします。
せっかくの記事を中途半端に読みたくないので。
あらためて、おめでとうございます!