初学者の方へ

初学者の方がまずやるべきこと

 当ブログでは、テキスト中心の勉強法こそが合格への近道であると、再三申し上げてまいりました。また、これまで何人かの方からコメントを頂いてまいりましたが、中には初学の段階にあると思われる方も何人かいらっしゃいました。
 実は、そうした初学者の方のコメントの内容などから、ブログの記事がちょっと誤解を招く可能性があるとは以前から感じていたのですが、少し説明をさせて頂きます。
 当ブログの記事は、もちろん初学者の方にとっても、役に立つような意図で記載しています。ただ、基本的に、昨年8月以降の私の勉強経験に基づいた記事となっているため、全くの初学者の方が、いきなりこのような勉強法を取るのは難しい面があるのは承知しています。
 私の平成24年度試験の結果は択一午前午後ともに23問正解、記述は白紙というひどい結果であったにせよ、それ以前に半年間の独学による勉強を経由しており、一応全科目に目を通し、テキスト(オートマ)記載の論点の一応の理解はありました(理解があっても、記憶してなければ点は取れません)
 当ブログで私が紹介している勉強法は、そうした基礎理解があって初めて可能となるものです。初学者の方も最終的にはテキストで論点を理解し、テキストを中心とした勉強によって試験に挑むことが合格の近道であるという認識は変わりませんが、初学者の方にとって当ブログのような勉強をする前に、しなければならないことがあります。
 それは、当然のことですが、基本学力を養うということです。0(ゼロ)からのスタートであれば、初めに勉強する民法や不登法の論点を理解するだけでも、相当な時間を要するはずです。中上級者にとっては当たり前に理解できる論点であっても、全く分からないと感じる論点もあるでしょう。また、理解できても何か腑に落ちない、そんな感覚を得る場合もあり得ます。まずは、こうした論点を一つ一つ潰していかなければなりません。初学の段階で、全ての論点を完全に理解すべきとも思いませんが、基礎理解なくして合格はできません。
 私が提案しているテキストの読込みの意義は、論点をしっかりと理解することと、直近時に全論点に目を通すことですが、読込みをする際にはテキストを読んで理解できることがもちろん必要となります。テキストを読んでも、多くの論点が漠然としか理解が出来ていないのであれば読み込みとはいえません。しかし、初学者の方の場合は、必ずしもテキストを読んだだけでは、理解ができないことも十分考えられます。そもそも、中上級者であってもテキスト記載の論点を完全に理解するのは簡単ではないことから、0から勉強を始めた初学者の方がテキストを読んだだけでは論点が理解できなくともこれは珍しいことではありません。
 したがって、初学者の方は、まずはテキストを繰返し読む上で前提となる学力を身に着ける必要があります。そのためには、テキストだけで理解をしようとせずに、テキスト以外の書籍やあるいは過去問集等を解く方が効果的な場合もあるかもしれません。
 当ブログで、あくまでも過去問は合格のための中心的な教材とはならず、また、使用すべきテキストは1冊に限定し、そのテキストを読込むべきと述べてきましたが、こと全くの初学者の方に限ると、こうした勉強方式に拘る必要はないと考えます。もちろん、当初から1冊の優れたテキストで理解を完成させることができるのであれば、それに越したことはありませんが、0から勉強するに際し、テキストのみで理解ができないのであれば、問題を解くことで理解しようと努めても良いでしょうし、他の書籍の解説を参考にしても良いと思います。

 最終的に本試験を受けるに際しては、テキストを中心とした勉強を組み立てていくべきです。司法書士試験の範囲は膨大であり、明確な記憶を持って試験の臨まなければ合格できないため、直近時に再度テキストの論点に目を通すことは非常に有効です。そのためには、それまでに何度もテキストを読込んでいなければなりません。直近時にはテキストの読込み以外にもやることは多く、相当な速度でテキストを読む必要があるからです。また、しっかりとした論点の理解はテキストで得られるものであり、過去問中心の理解では本試験には通用しません
 しかし、初学の段階においては、これにこだわることなく、理解するために必要なことをやる方が有意義であると考えます。それは、本試験に通用するしないよりも、論点を理解することの優先順位の方が高いからです。

 当初ブログを開設した際に、もう少し具体的な説明をすれば良かったかもしれないと思ったのですが、コメントを頂いた方の中には、基礎理解の段階にあると思われる方もおられ、頂いた質問などから判断すると、記事が少し分かりにくかった部分もあったかもしれないと反省しております。そのため、少し説明をさせて頂きました。宜しくお願い致します。

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初学者の方へ” に対して6件のコメントがあります。

  1. ペペれい より:

    はじめまして!
    いつもブログ楽しみに読ませていただいております。
    いつもブログ内に書かれているテキストの読み込みの方法なのですが、やはり小見出しとかだけを見て内容を思いだしたりや、実際にこの場合の決議要件は?などテキストに質問を自分で作成して書き込んだりはされましたか?
    テキストの読み込みが重要なのはわかるのですが、ただ読んでるだけになってるようで不安になります。

  2. 匿名 より:

    お聞きしたいのですが、どちらの大学を出られていますか?

  3. @40 より:

    >未入力さん
    こんにちは。初めまして
    大学は中央です。相当前の話ですが・・

  4. @40 より:

    >ぺぺれいさん
    こんにちは。初めまして!
    民法、不登法については、テキストのみで読み込みを続けました。
    それ以外の科目については、テキストのみだと、いつまでたっても不明瞭感が抜けなかったので、別紙にぺぺれいさんがおっしゃるような小見出しを記載し、それを見て論点を言えるように努めました。
    具体的には、こちらで記事にしています
    http://sihoushosi-goukaku.seesaa.net/article/376584380.html
    上記のような形で明確に論点を覚えた後、テキストに戻り読込みを続けました。
    テキスト上に質問を書くというより、別紙に論点の見出しを書き、それを見て論点の内容を答えるような方法です。
    確かに読込みは、しっかりと記憶できているかどうか見えにくいため、不安にはなりますよね。そうしたお気持ちは分かりますが、記憶を明確にするためには、繰返し繰返し読むことは効率的だと思います。
    読まれていて、内容が理解できているのであれば、決して無駄にはなりませんよ。もちろん、合格されるためには、読むだけではなく記載論点の全てを暗記することも必要ですが、私の様に、手続き法などは別紙に小見出しを書き出し、それを見て答えるなどの方法も有効と思います。
    勉強大変だとは思いますが、頑張ってください!

  5. ぺぺれい より:

    以前、記事にされていたんですね、確認不足ですみませんでした。
    @40さんは別紙に記載すべき論点は、どのように抽出されたのですか?
    書いた論点の答えも別紙に書いておいたのでしょうか?
    それとも書かずにテキストで確認されていたのでしょうか?
    質問ばかりですみません。

  6. @40 より:

    >ぺぺれいさん
    論点は、よっぽど間違わないと思われるもの以外全てを抽出しました。
    基本的には、テキスト記載の論点全てといっていいかもしれません。
    答えは、書きませんでした。あくまでも、小項目を書き出し、それを見て答えるのですが、分からなければテキストを見るというスタンスです。
    いえいえ、お気軽にどうぞ。
    宜しくお願い致します

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