当ブログについて

ブログ開設の意図

 私は、平成25年度の司法書士試験を受験し筆記試験に合格することができました。勉強期間は約1年半です。今回の受験は2回目で、勉強開始から半年目に、平成24年度試験も受験致しましたが、択一であえなく足切りとなりました。
 サラリーマンとして働きながら独学で勉強を続け、直前期においてさえも1日3時間程度の勉強しかしなかったことを考えれば、今思えば、足切りにあっても至極当然だったといえます。また、ご存じのように、試験には択一だけではなく記述式もあるわけですが、初年度試験においての記述の出来栄えはというと、こちらはほぼ白紙という壊滅的な結果でした。
 受験前から、自分の学力が合格には全く達していないことは十分感じており、次年度に向けて試験の雰囲気を感じるために受験することを目的としていた部分もあったのですが、たとえそうした目的であったとしても、初年度の試験終了時に感じた、惨めななんともいいようのない感覚は今でも鮮明に思い出せます。
資格試験というのは能力を図る試験です。そのため、資格試験で不合格、しかも合格レベルに全く達していなかったという現実は、感じ方は個人差によるのでしょうが、自分の能力が全否定されたような気がして非常に気分が落ち込みましたし、同時にこの悔しさを二度と味わいたくないという気持ちを強く抱きました。
次年度試験の受験勉強にあたっては、この悔しさが大きなモチベーションとなりました。
 平成25年度試験に向けての勉強は、ほぼ専業です。サラリーマンは、初年度受験後に退社致しました。退社理由は、試験勉強のためだけではなかったのですが、勉強に集中できる環境になったこと、同時に自分を追い込まれた環境においたことは良かったと感じています。もし兼業で勉強を継続していた場合、2年目で合格には至っていなかったと思います。
 後々ブログ内で記事にすることに致しますが、サラリーマンなど兼業で合格することは、相当厳しいと思われます。決して、兼業で合格ができないとは言いませんが、色々な面で制約がありやはり専業での受験生に比べると不利は否めません。
 平成24年8月の時点で、独学で継続するか予備校に通うか迷ったのですが、最終的にLECの『実践力PowerUp通信Web』講座に申し込みました。理由はブログ本文において、追々記事にしていくつもりです。
 当ブログでは、約1年半の受験勉強において、私が行った勉強方法や合格するために必要と考える事などを記載していくつもりです。元々試験が終わった後すぐに自分の勉強方法などが参考にして貰えるのであれば紹介したいという思いがあったのですが、筆記試験合格前の段階では時期早尚のような気もしたため、今に至ってこのようなブログを開設しました。
 記事については、LECの通信講座を受講していたため、予備校での勉強を基本としている部分があります。しかし、予備校に行かずに独学で勉強している方の参考になるような記事も書ければと考えています。
 なお、記事の内容はあくまでも、私個人の勉強方法であって、決してそれ以外の勉強方法を否定するものではありません。これから受験する方に、少しでも参考になれば幸いです。
 最後になりますが、行政書士および宅建試験についても、同様に、私が考える効果的な勉強方法について記載していくつもりです。
 宜しくお願い致します。

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当ブログについて” に対して10件のコメントがあります。

  1. より:

    はじめまして。
    色んなブログを見てきましたが、
    すごく目から鱗な勉強方法で、とても参考にさせてもらっています。
    そこで、ひとつお聞きしたいのですが、
    テキストん読み込んでいく際、
    日を空けずに、数ページに区切って、または各教科ごとに読み返したほうがいいのか、一度全教科読み上げて、また、改めて読み込んでいくほうがよいのか教えて下さい。
    お忙しいと思いますが、宜しくお願いいたします。

  2. @40 より:

    >Sさん
    こんにちは。 テキストを読込むのは、テキスト記載の論点を全て記憶することが目的です。 したがって、1度読んで全てを記憶でき、かつ、その記憶が明瞭のままであれば、2度目は読む必要はありません。 しかし、なかなか、そう簡単には記憶できず、また、記憶しても忘れてしまうことが多いと思われます。
    各教科ごとに読むのか、あるいは、全教科を一度通して読むべきかですが、個人的には、まず一度全教科に目を通すことは必要と感じます。 それは、記憶というものは、一度目を通しさえすれば、仮に忘れてしまった論点であっても、テキストを再度読んだ際に思い出し、記憶も最初よりは簡単となることが多いからです。
    もちろん、司法書士法、供託法、憲法などの、マイナー科目については、当初は無視してよいと思いますが、民法、不登法、会社法、商登法、民訴等については、順にテキストを読み、その後、さらに一科目について読込む(この段階では、テキストに書いてあることを全て記憶することに努める)ことが有効だと思います。 記憶方法については、個人差があると思いますが、とにかく中途半端に記憶して、満足しないことが司法書士試験においては、重要です。つまり、何度も読込むことがとても大事です。
    宜しくお願い致します。

  3. S より:

    お返事ありがとうございます。
    がんばってみます。
    来年の試験で必ず受かりたいと思っているので、またアドバイスお願いするかもしれませんが、お力添え頂けたら嬉しいです。宜しくお願いいたします。

  4. S より:

    暖かいアドバイスありがとうございます。
    がんばってみます。
    来年必ず受かりたいと思っているので、またアドバイスお願いするかもしれませんが、お力添え頂ければ嬉しいです。
    宜しくお願いいたします。

  5. @40 より:

    >Sさん
    ご返信ありがとうございます。
    今から頑張ればきっと合格できると思います。
    頑張ってくださいね!

  6. セキヤ(S) より:

    今のところ、全科目の読み込みが年内に2回くらいになりそうです。あとは、10月から記述講座を開始します。できれば、もう少しペースを早めて年内に3回は読みたいと思っていますが、これくらいのペースで大丈夫なのでしょうか?
    お時間あるときにでもアドバイスお願いします。

  7. @40 より:

    >セキヤさん
    年内に全科目を2回も読めれば十分だと思いますよ。
    また、暗記できなきくても、、内容を理解できているのであれば、焦る必要はありません。
    私は、本気で記憶に努めたのは、年明け以降です。年明け以降の答練にあわせて、完全暗記に努めました。
    ただ、セキヤさんは、初学者の方ではない気もしますので、もし余裕があるのであれば、早めに暗記に取り掛かってもいいかもしれませんね。今のうちから暗記に取り組むと、後が楽になります。
    記述は、年明けの答練からが勝負です。記述試験の勉強法で記事にしたように、時間内に、答え見ずに、白紙で提出しないことを心掛けるkとで、学力は向上します。この時期は、基礎的な問題を解くことでよいでしょう。
    宜しくお願いします。

  8. 匿名 より:

    ありがとうございます!
    頑張ってみます!!

  9. ニシオ より:

    初めまして。
    司法書士試験を受験するかどうか迷っている頃から、こちらのブログを拝読し参考にさせて頂いております。
    4月からLECの基礎講座を受講しておりますが、気持ちばかり焦ってしまい、アドバイスを頂けたらと思い、書き込みました。
    現在の勉強法は、講義を視聴後、インプットとしてテキストの読み込みをして、アウトプットとして過去問を一つの肢ずつ正誤を判断して解いています。
    焦っている理由「その1」は、メイン科目の講義が終わるのが12月末で、マイナー科目の講義が1~3月までと、全講義が終わったら3ヶ月しか残されていないことです。それ故インプット&アウトプットの追い込み時間が少なくなってしまうのではないかということです。
    焦っている理由「その2」は、アウトプットが過去問だけで良いのかということです。
    これまでの経験上、インプットした知識をアウトプットしないと使い物にならないということは痛感しているのですが、過去問だけでは不足でしょうか?
    @40様の論点を書き出して暗記する方法を採るなら、TAC・Wセミナーから出版されている「直前チェック」を使用して書き出す時間の短縮を図ったほうがよいのでしょうか?それとも自力で書き出した方が後々良いのでしょうか?
    私は30代後半の専業受験生でありまして、短期合格を目指し頑張っております。
    お時間がある時で構いませんので、アドバイスを宜しくお願い致します。

  10. @40 より:

    >ニシオさん
    はじめまして
    4月からレックということは、初学者の方用の15ヶ月コースでしょうか。
    マイナー科目が3月にやっと終わるため、残り3ヶ月しかないことの焦りがあるとのことですが、確かに仰るとおりかなりタイトですね。おそらく、レックの講義自体も4月開講の場合、全科目の講義終了後残り3ヶ月しかないことはあえて承知したうえでそのようなカリキュラムを組んでいると推測いたします。つまり、初学者の方に対する講座のため、どうしても講義がそれくらいの時間がかかってしまうのでしょう。
    来年の試験合格に限っていえば、スケージュール的にはかなり無理があるというのが私の印象です。基本的に、15ヶ月で合格するというより、再来年度の試験を目指すための講座としての側面も強い気がします。
    ただ、中にはこのコースで合格された方もいますので、この講義で合格ができないとは決して思いませんが、もし、来年絶対に合格したいのであれば、少なくとも2月までには全科目に一通り目を通しておくべきです。また、各科目についてしっかりと論点を記憶する時間も設けるべきです。つまり、レックの講義スケジュールにとらわれずに、御自身でそのようなスケジュール感をもって勉強することが必要と考えます。
    アウトプットについては、レックの講座に答練は入っていませんか?答練がないのであれば、今からでも申し込みをすべきです。市販の過去問だけでは合格は難しいと思われます。
    司法書士試験は、しっかりとした基礎理解が無い限り絶対に合格できません。市販の教材の場合、論点を理解するというよりも、問題を記憶する的な側面が強くなってしまう気がいたします。また、記述問題などは、市販の教材と答練の問題では相当な差があります。
    中級者用の答練は1月後半から始まると思いますが、その時点では講義がまだ途中なのかもしれませんが、もし来年合格を希望されるのであれば、別に中級者用の1月後半から始まる答練を受けることも一つの方法です。ただ受けても意味がありませんので、しっかりとその答練を受けるための事前準備、つまり、予習をすることが必要ですが、そのためには今受けている講座のカリキュラムにこだわらずに、1月後半からの答練を受けるためのスケジュールを組むことです。
    ハードであることは間違いありませんが、4月から受験勉強をはじめ、来年合格されたいのであれば、その程度はやらなければ合格に至りません。きつい言い方で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

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