アニメサブスク時代

サブスク

 かつてアニメ番組を見る中心は、テレビでした。毎週毎週、決まった時間に放映される最新話を楽しみにしていたものです。もちろん、今の子供達にとっても、同じような側面はあることでしょう。楽しみにしている番組ほど、最速、かつ、リアルタイムで視聴したいと思うものです。

 一方で、最近は、Amazonプライム、Huluなどのサブスクサイトで、テレビ放映から1週遅れ位のスパンで、放映中のアニメが配信されます。最速で見ることに拘らなければ、それらサブスクでもアニメを楽しむことができます。

 以前のブログで、小学生の息子と一緒に、よくアニメ番組を見ると投稿しました。相変わらず、こうしたサブスクサイトで息子と色々な番組を見ていますが、新たに放映される新作アニメや新シーズンアニメの放映頻度よりも、視聴頻度が勝っていることもあって、視聴対象が減少し、どうしても次第に見る番組がなくなっていく傾向があります。

 そんな中でも、最近息子と一緒に見ているのは、「僕のヒーロアカデミア」というジャンプ連載漫画のアニメです。以前から、このアニメのことは知っていましたが、その頃はまだ「鬼滅の刃」、「転生したらスライムだった件」、「呪術廻戦」などのアニメを視聴中であったこともあり、このアニメの視聴には至りませんでした。

 転スラなどは、今まさに、シーズン2後半がテレビ放映中ですが、毎週1話だけの更新であるため、最新話は楽しみではあっても、なかなか腰を据えて見るという感じにはなりません。この「僕のヒーローアカデミア」というアニメは、今年に入ってから、視聴し始めたのですが、丁度テレビでシーズン5が放映される直前でした。つまり、サブスクで、それまでのシーズン4までを一挙に見ることができる状況でした。

 息子もそうですが、子供は、熱しやすく冷めやすいこともあり、今日のようないつでもアニメが見れる時代にあっては、よっぽど面白いアニメでない限り、放映時間が固定されているテレビ放送をかかさず見るというよりも、ある程度一挙に見ることができるサブスクアニメの方にハマるような気がします。今の10歳前後の子供は、物心ついた時からサブスクでアニメを見ることに慣れているため、尚更、毎週毎週1話毎にアニメ番組を見るという傾向にはなりません。もちろん、一挙に見ることができても、面白いと感じなければ視聴し続けることはありませんが、このヒーローアカデミアは、さすがにジャンプ漫画だけあって内容も面白く、息子も次のストーリーが気になったのか、短期間でテレビ放送に追いついてしまいました。

 そんな状況を見るにつけ、そういえば、「鬼滅の刃」の時もこんな感じだったなと思い出しました。鬼滅もテレビ放映直後よりサブスクで見ることができていましたが、実際に私たち親子が視聴し始めたのは、放送後しばらく経ってからでした。その頃は、まだいわゆる鬼滅ブームの初めの頃で、どうもこのアニメは面白いらしいという評判が世間に浸透し、漫画も売り切れとなっているニュースが徐々に報道されてきた頃でしょうか。

 その後は、この鬼滅ブームが昨年末にかけて爆発的に盛り上がっていったわけですが、今、ヒーローアカデミアを視聴していると、もし鬼滅をサブスクで見ることが出来る環境が無ければ、ここまでのブームになっただろうか、と思うことがあります。

 当時、息子に頼まれて、漫画の鬼滅も購入しましたが、正直なところ、漫画の鬼滅は、そこまでブームを起こすほどの力があるとは思えませんでした。私個人の感想に過ぎませんが、鬼滅は、むしろ、アニメ化によって、ブームが起こった作品のような気がしています。

 私の子供のころは、面白い漫画がアニメ化されると、いまいちな出来であることも少なくありませんでしたが、最近のアニメにおいては、むしろ、アニメの方が漫画よりも優れていると感じることも少なくありません。鬼滅などは、まさにその典型な気がします。実際に、作画も非常に優れており、それがこのブームの大きな役割を担ったことは間違いありません。

 もし、サブスクがなければ、毎週のアニメ放送やいわゆるレンタルで見るしかないのでしょが、私のような一般ユーザーであれば、毎週決まった時間に視聴することは考えにくいですし、レンタルしてまで見ようとは思わないでしょうから、社会全体からしても、視聴数は下がっていたことは否めないでしょう。また、お気に入りの場面、例えば、善逸の霹靂一閃や炭次郎と累の戦闘パートなどは、サブスクで視聴している人であれば、おそらく何度も繰り返し見たかもしれませんが、サブスク上で簡単に繰り返し視聴をできる状況は、視聴者の熱中度を高めます。お気に入りの場面に限らず、鬼滅であれば、再度初めから視聴した人も多いと思われますが、こうした視聴者の熱が大きなブームを作り出したと感じます。

 そう考えると、今日においては、サブスクでどれだけ視聴回数を伸ばすことができるかが、そのアニメ作品の人気にも大きく影響するような気がします。人気が出れば原作漫画、グッズ等の収益も上がりますし、ときには鬼滅のようなブームにもなります。

 僕のヒーローアカデミアは、最近知りましたが、既に映画も2本製作されており、今夏もさらに1本新作が上映されているようです。このことからも、以前より、子供達の間では人気作品であったことは伺えますが、社会全体から見れば、現状はまだ限られた人気に留まっています。しかし、このまま、サブスクで放映され続け、視聴者が増えれば、もしかしたら、より大きなブームになるかもしれません。

 Amazon、Huluといったサブスクでの視聴は、数年前から一般生活に浸透していきましたが、アニメに限っていえば、そろそろ、コンテンツが不足する頃かもしれません。そのため、各チャンネルは、独自コンテンツを用意したりしていますが、実写独自ドラマは散見されるものの、アニメに限っていえば、なかなかそうもいかないようです。

 確かに、まだサブスクで放映されていないアニメは星の数ほどあるでしょう。そして、各アニメ毎にコアなファンというのも存在するでしょう。しかし、サブスクで放映でき、かつ、人気が出そうな作品となると、その数は限られてきます。

 各サブスクサイトにおいては、数年前からテレビ放映され、かつ、漫画原作全巻を未だアニメ化していないアニメ、つまり続編も作成可能であり、さらに万人受けしそうな作品、まさに鬼滅やドラゴンボール、僕のヒーローアカデミアなどが典型ですが、こうしたアニメコンテンツ放映し、契約者を獲得しようとします。したがって、どのサブスクサイトであっても、放映内容はほぼ一緒になりがちですが、それが結果として、作品の視聴者数を増加させることとなり、ときには大きなブームへと繋がる気がします。

 そんな中で、最近は、各サブスクサイトで、他アニメがネタ切れなこともあり、前述の「僕のヒーローアカデミア」押しが強く、実際に面白いこともありますが、もしかすると、もっと大きなブームへと繋がるかもしれません。

 ところで、鬼滅の続編シーズン2が、本年度、おそらく年末位だと思いますが、放映されるようです。一度去ったブームをまた盛り返すことはできるのでしょうか。以前のブームの際は、サブスクで放映されていたことが大きな力となったと述べましたが、未だに、シーズン2へとつながる映画版はサブスクで見ることはできません。どうやら8月初旬からレンタルを開始したらしいのですが、しばらくは有料状態が続くでしょう。

 以前大ヒットしたアニメ映画「君の名は」などは、4年程度前の作品にも関わらず、未だに有料(レンタル)だけの配信に留まっています。こうした傾向を見ると、同じく大ヒットした鬼滅の映画も、有料レンタルで収益を稼ごうとするでしょうから、鬼滅シーズン2が放映された以降も、映画版の有料状態は変わらないかもしれません。

 定額でサブスク会社と放映権に関する契約をするよりも、有料状態を継続した方が稼げるのであれば、後者を選ぶのは当然かもしれませんが、再度大きなブームを作り上げるのでれば、思い切って無料化してしまう方が、長期的にみれば高い収益に繋がるような気もします。これだけグローバル化が進んでいる現在、色々な権利関係からも、世界的な作品になればなるほど、権利関係も複雑となり、簡単には無料化できないのかもしれませんが。

 私は、多分、シーズン2が始まる前くらいに、アマゾンあたりで500円程度を支払うことになるでしょう。いくら人気作品だからといって、さすがに、それ以上の金額にはならないように願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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