司法書士試験の効率的な勉強とは

ノートとペン

 この時期は例年、ブログのPV(ページビュー)数が増加します。司法書士試験直後で、来年をすでに見越して、今後の勉強の取組み方を検討されている方が多いのでしょう。以前の無料ブログにおいてもアクセス数を見ることはできましたが、ドメイン変更後、アナリティクスを入れた結果、ユーザー数、PV数、直帰率などのより詳しいデータを見ることが出来るようになりました。ここ数日、訪問ユーザー数に比べ、PV数が増加し、直帰率が大きく低下しています。訪問された方に色々な記事をご覧になって頂き、2013年当時の記事なども読んで頂けているようで、書き手としては非常に有難く感じます。

 司法書士試験のサイトは数多く存在します。ビジネスサイトやビジネスブログもあれば、私のような試験経験者が運営しているブログもあります。このブログを2013年当時に立ち上げたのは、ネット上には多くのこうした試験サイト等がありますが、人生をかけて挑む人も多いこの試験において、より実地に基づいた経験を投稿したいと思ったことがその理由の一つです。これまで何人かの方からコメントやメール等で当ブログを参考にして合格した旨のお礼の言葉を頂きましたが、一部の方であってもお役に立てたのであれば、閉鎖せずに継続していて良かったと感じています。

 資格試験というのは、今年の試験が終われば、また来年の試験がやってきます。そして、新たに試験に挑戦する人も毎年出現します。0からのスタートとなるこうした方々は、試験について知るために、ネットで色々なサイト等をご覧になることでしょう。また、どのような勉強をしたらよいのかについても、予備校のサイトや資料などにより、検討を重ねることでしょう。

 司法書士試験において、万人に適した正解といえる勉強方法はありません。予備校の講座を受講してもよいし、独学で目指すのもまた自由です。私がこのブログに記載した内容は、私自身は、記載した勉強が合格の近道だと確信していますが、そもそも各人の置かれた生活環境も異なることから、同じような勉強を経由するしないも、また自由です。あくまでも、実際の合格者の生の経験を知り、ご自身の今後の勉強に役立ててもらえればという意図で投稿したものです。

 ところで、既に試験経験がある方であれば、結論はご存知の話となりますが、今年から勉強を開始し、来年の合格を目指している初心者の方は、もしかすると、司法書士試験において何か絶対的な勉強方法や効率的な勉強方法がないかどうか、検討されるかもしれません。

 様々な試験において効率的な勉強法が話題になります。ここでいう「効率的な勉強法」とは、いわば「楽して勉強する方法」のような意味です。宅建であれば、テキスト1冊&過去問2、3冊の繰り返しにより合格できるため、これはまさに効率的な勉強法といえるかもしれません。

 あるいは、どの試験でも見られますが、統計的に、過去の出題データから、本試験問題を予測する(ヤマを張る)なども、一つの方法かもしれません。

 結論からいうと、残念ながら、司法書士試験において、効率的な(楽ができる)勉強方法と呼べるものは、ありません。

 ネットで「司法書士試験 効率的(な勉強法)」と検索すると、1ページ目に出てくるのは、ほぼビジネスサイト又はビジネスブログです。検索用語にブログと追加すると、一般の方のブログも散見されますが多くはありません。司法書士試験の勉強に関するブログ等は多くありますが、効率的な勉強について記載してある記事は、ほとんどありません。

 そもそも、司法書士試験において、効率的な勉強などはあるはずがないので、これは当然の帰結です。効率的に合格できる勉強があれば、皆それを既に実践しているはずですし、また、楽して勉強する方法で合格できる試験であれば、例年基準点や合格点はもっと高くなるはずです。

 さらに、絶対的な正解の勉強方法もありません。先日のブログ「司法書士試験で求められる能力」で述べた合格のために必要とされる能力-理解力、記憶力、処理能力・判断力などは、当然に勉強の中で磨いていく必要がありますが、その勉強方法については、各人毎に必要なことを判断し、実践していくしかありません。

 勉強の中心となるのは、予備校かもしれませんし、市販のテキストかもしれません。また、当ブログのような個人サイトによりヒントを得ることもあるかもしれません。しかし、最終的に合格するためにやるべきことは、各人自身で判断する必要があります。予備校のカリキュラムや市販テキストに沿うのみで、合格できると判断したのであれば、それで構いませんが、それだけで不十分と判断したのであれば、その問題点を解消するために「何か」をしなければなりません。そのまさに「何か」が各人毎の勉強法に他なりません。

 私のような司法書士試験経験者によるブログは多くあります。中には、私と同様にテキスト中心の勉強こそ合格のために必要と述べているブログもあれば、それ以外の方法を投稿しているブログもあります。

 色々な内容のブログが存在しますが、どのブログが正解というわけではなく、各試験合格者はそれぞれ自分が実際に経由した勉強こそが合格の近道だと確信しています。各人が合格のために何をすべきかを自分で判断し、その上で勉強に取り組んだ結果として合格に至っているため、自分が経験した嘘のない勉強方法に自信をもっているのです。

 私を含め、試験ブログ投稿者において、ただ一つ共通していることは、予備校や市販テキストに沿って漠然と勉強していたわけではなく、弱点や問題点を克服するために、各人毎に何をしたら弱点を克服できるかを考え、そのための努力を重ねたことではないでしょうか。そうした勉強を経由した結果として合格に至り、濃密な生きた経験としてブログでそれを発信できるのです。中には、適当に勉強しても合格した元々の地頭がよい方もいるかもしれませんが、もしこうしたブログ投稿者が、適当な勉強方法により合格できたのであれば、そもそも勉強法の記事を書くことはできないはずですから、やはり、各人毎にこだわった勉強をしていたはずです。

 司法書士試験においては、まさにこうした姿勢、つまり、自分自身で必要なことを判断できるかどうか、そしてそれを実践できるかどうか、それこそが合格できるか否かの分かれ目になるように私は感じています。統計などはとりようもありませんが、ある意味、ブログを書くことができるほどの内容の勉強を経由するかしないかによって、その合格率には差が出るのではないかと私は感じます。よって、これから司法書士試験を目指す方は、この試験の構造を理解したうえで、いわゆる万人受けする勉強方法や楽して合格できる必勝法はなく、仮に予備校や独学で市販テキストを用いるにしても、その上に、ご自身の判断をくわえ、努力を重ねることで合格できる試験であることを確知すべきかもしれません。

 司法書士試験は、人生にも大きな影響を与える場合があります。複数回受験も少なくない試験であり、挫折する方もいます。仮に長期間に渡り合格に至らなければ、それも人生経験の一つにはなりますが、それでも各人の人生において失うものも少なくありません。そのため、試験について正確な情報を持ち、行うべき勉強についても、自分自信でしっかりと判断したうえで、挑戦されるべきです。特にこの時期は、冒頭で述べたように、今後1年間の方向性を決める時期でもありますので、その点は十分検討したうえで、予備校やテキストを選択するべきと考えます。

 脅かすようなことばかり述べましたが、この試験は、本気で勉強に取り組み、かつ、まとまった勉強時間を1年間の長期、特に年明けから7月まで確保できれば、全くの初心者でも1年間で合格できなくもありません。試験というのは運も左右すると言われることがありますが、司法書士試験に限っていえば、自分のやってきた勉強や努力がダイレクトに結果に直結します。中途半端な勉強であれば、結果もそれに比例します。

 その意味では、司法書士試験は努力を裏切らない試験であり、前述のとおり、自分自身で弱点や問題点を克服するために必要なことを判断し、妥協しないことが、結局のところ、最も効率的な勉強となると私は考えています。

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