懐かしの音楽バンド ニューエスト・モデルとアトミック・スウィング

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 以前のブログで、洋楽を中学時代から多く聴いていた旨投稿しましたが、大学に入ると、少しずつですが、日本の曲にも興味を持ち始めました。中学生の頃というのは、若干、価値観が先鋭化することもあり、全く日本の曲に興味を持つことはありませんでしたが、大学入学後は、友人の影響もあり、洋楽、邦楽にこだわらずに色々な音楽に触れることとなりました。

 当時、友人の間で流行っていたのは、スピッツでした。といっても、スピッツが世間に認知されたのは、おそらくドラマ主題歌である「空も飛べるはず」という曲の大ヒット後ですが、それ以前のまだあまり知られていない頃の話です。

 初めてスピッツを聴いた時、「このバンドは何で売れていないのか」と不思議に思ったものです。デビューアルバムあたりでは、まだ垢抜け無さが見えますが、第4作目の「Crispy」あたりでは、すでに今のスピッツと同様のキャッチャーでポップな名曲が多数収録されています。今のスピッツのイメージでもある草野マサムネのポップなメロディーラインや美しいボーカルが、心に響きました。

 雑誌「rocking on」などを読んでいるコア層には知られていたものの、世間ではほとんど認知されていなかったスピッツですが、前述の「空も飛べるはず」の大ヒットにより、一躍メジャーバンドになっていきます。

 同じようなバンドとしてエレカシがいます。エレファントカシマシです。初期のエレカシは、とにかく、男っぽく、歌うというより叫ぶようなバンドでした。初めて聴いた時に、その激しさ故に、スピッツとは違う意味で衝撃を受けたものです。私個人的には、彼らの叫びのような歌は、心に響くものがあり好きでしたが、当然、世間一般においては受け入れられるような曲でもなく、全く認知されていませんでした。しかし、1996年の「悲しみの果て」のスマッシュヒットにより、徐々に世間でも知られていくこととなります。その後も、テレビ「heyheyhey」などでボーカル宮本浩次の人気が高まり、今では、そこそこ有名なバンドとなっています。

 上記2つのバンドは、大学の友人が聴いており、それをきっかけに、自分も好きになったバンドです。スピッツ、エレカシは、その後有名になりましたが、中には、非常に才能があるにも関わらずあまり売れなかったバンドもあります。

 

 その最たるバンドが、ニューエスト・モデルというバンドです。このバンドは、大学時代の友人が、本当によく聴いていました。当時、一時的にテレビ等での露出が多くなった時期もあったようですが、私は、洋楽メインであったこともあり、全く知りませんでした。

 しかし、このバンドを最初に聴いたときに、スピッツ以上の衝撃を受けることとなりました。スピッツは確かにキャッチャーなメロディラインで人を惹きつけますが、ニュエーストモデルは、それ以上に、独特な音楽性があり、かつ、ポップでもあり、それでいて社会性もあり、それまでこのような日本のバンドがあるとは想像すらしていませんでした。大学入学以前は、「日本の音楽なんてダサすぎて聴けない」などと、尖った感じの私でしたので、尚更、このバンドから受ける衝撃は大きく、邦楽に対する捉え方を変えてくれたバンドとなりました。

 ニューエスト・モデルは8年間という短期間で解散してしまいまいましたが、以降ソウルフラワーユニオンというバンドに統合され今も活動しています。新バンドに統合以降は、さらに社会性のある楽曲が多くなっています。今でも、コアな音楽好きであれば知っているバンドですが、世間全体から見ると、スピッツやエレカシほどの知名度はなく、何故、このバンドが埋もれているのかと不思議に感じることがあります。

 

 最後に、もう一つ、邦楽ではなく洋楽で、マイナーですが、個人的に好きなバンドをご紹介します。

 1990年代に日本で一代ブームとなった音楽ジャンルがあります。ブームというと大げさですが、街のいたるところで、このジャンルの音楽が流れていました。

 スウェディッシュポップス(ロック)です。

 もちろん、以前からアバなどは世界的にも有名でしたが、特に90年代には、色々なスウェーデンのバンドが日本に上陸しました。カーディガンズが特に有名ですが、AQUAなども同じ北欧系のバンドとしては人気があった気がします。ワナダイズなどもそこそこ有名ですね。スウェーデンの音楽は、非常にポップで、心地よく、ちょうど90年代に求められていた時代風潮とも相まって、多くのバンドが活躍していました。

 私が、その中で紹介したいバンドは、アトミック・スウィングというバンドです。正直、あまり売れないまま5年程度で解散してしまいましたが(最近また再結成したようです)、このバンドの曲は、非常にメロディアスで、かつ、ボーカルも男っぽくパワフルなのが特徴です。ポップスというより、ロックといった方がよいかもしれません。

 

 正直、このバンドが何故メジャーにならなかったのか不思議ですが、当時は、耳障りのよい柔らかな曲調が求められていたこともあり、アトミック・スイングのような汗臭いロック調は受け入れられなかったのでしょう。

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