コンビニ発行の公的書類

住民票

 昨日、消せるボールペンの投稿をして、ふと思い出したのですが、最近コンビ二発行の公的書類(以下コンビニ書類)、特に「住民票」と「印鑑証明書」の使用頻度が増えてきた気がします。

 消せるボールペンと同様に、こちらも、私は利用したことがないのですが、会社員の方などで、日中市町村役場に行く時間がない人が多く利用しているようです。この手続きは、利便性に富んだよい制度だと思いますが、司法書士としては、こうした書類を用いる際に、稀に戸惑うことがあります。

 それは、印刷が薄く、文字がかすれている場合が散見されることです。実は、ここ最近2回連続で、住民票の氏名欄の文字が薄いことがありました。原本上の氏名はなんとか見えないこともありませんが、最大濃度でコピーしても、明瞭に複写できません。これでは原本還付のための保管資料としての役目を果たさない気もしましたが、そもそも原本が薄く、仕方がないのでそのまま薄いコピーを提出しました。

 これは、私のコピー機の問題でもあるのかもしれませんが、コンビニ書類の印刷が薄いのは事実です。一応は、原本上の文字は判別できるため、今まで、そこを指摘されたことはありませんが、今後もしかしたら、指摘されることも無きにしもあらずと考えています。

 また、ご存じのように、司法書士は、氏名や住所の表記において、非常に気を使います。一見普通の字かと思っても、よく見ると違うことなども珍しくないからです。有名なところでは、梯子高の「髙」などであれば、薄くても判別できますが、「﨑」の右側の「可」の横棒が出てる出てないなどは良く見ないと分かりません。これから開業される方は、なんのことか良く分からないかもしれませんが、この﨑の右側の出てる出てないについては、遠くない未来において経験されるでしょう。「なんかそんな内容のブログを見たな」くらいで頭の片隅に置いといて頂けるとよいかもしれません。いずれにしろ、この「髙」「﨑」などは一例にすぎず、開業されれば、色々な文字に遭遇されることと思います。

 40歳を超えると、老眼が始まることもありますが、文字が小さかったり、薄かったりするとその判別だけで大変です。一応、ルーペ(虫メガネ)を用意してあり、必ず公的書類については、拡大して確認するようにしています。老眼はともかく、年齢に関わらずルーペはあった方が便利ですので開業される際には購入しておく方がよいでしょう。100円ショップのもので十分です。

 これまで、コンビニ書類の印刷が薄いことで問題が発生したことはありませんが、もし薄いというような指摘を受けたらどうすればよいのか気になりました。真正な公的書類である以上、手続上の瑕疵はありませんが、現実に文字が判別できなければ、書類としての役目もまた果たせないのも事実です。

 コンビニの印刷濃度は、おそらく各コンビニのコピー機の設定に依存しているのでしょう。通常のコピーと異なり、使用者が選択できる濃度設定はないと思われますが、もう少し濃く印字してくれないかなと感じたりします。私がここ最近使用した書類だけが薄かったのであればよいのですが、これが通常の濃さであるならば、ちょっと公的書類としては、あまり宜しくありません。

 ところで、市町村役場で発行する公的書類というのは、おそらく、どの地域の書式であっても、片面印刷が通常だと思います。したがって、司法書士は、原本還付などの際には、印字してある片面のみをコピーすればよいのですが、コンビニ発行のそれは、両面に印刷(裏側にQRコードなどが記載)されているため、コピーの際は、両面を印刷する必要が生じます。還付の際に片面コピーのみだと、私の地域だと補正となります(地域の書式によっては、ならない場合もあるかもしれません)

 コンビニ書類が出始めた頃に、これまでのノリで片面だけコピーしたら、補正の通知がきたというのは、意外と司法書士あるあるかもしれません。

 今や両面コピーができるのは、当たり前なので、皆さん特段面倒に感じることはないとは思いますが、両面印刷ができないコピー機などを使用されている方は大変だなと感じたりします。まぁ大した作業ではありませんが。

 

 

 

 

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