オンライン(特例)申請と完了予定日
所属する法務局から、以下のとおりの連絡がありました。
「オンライン(特例方式)で申請し、かつ、申請日から2日以内に書類が到達した場合に、完了予定日を申請日に対応する日とする取扱いに変更する。」
【訂正】2月18日17時追記
一見意味が分からなかったのですが、どうも考え違いしていたかもしれません。訂正して投稿します。
- 従前 添付書類到達日の午後に対応する登記完了日
- 今後 申請日に対応する登記完了日
ということみたいです。
個人的には、遠方以外は、申請日=書類提出日であることがほとんどであるため、基準日が書類到達日から申請日に変更されても、影響がある話ではないのですが、少なくともオンライン促進のための取組みであることは確かなようです。どちらかというと郵送で申請する際に関係する話しということでしょうか。
つまり、これまで以上に速い完了日となるわけではないのですが、数年前から比べると、完了日は既に十分短縮されています。今般の通知は、オンラインの利便性をより図るものなのでしょう。
おそらく、既に他県でも同様の運用が成されているかもしれませんし、仮にそのような運用がされていないとしても、今後、全国的に同様の流れになるかもしれません。
実際のところ、普段、登記完了日を確認することは、ほとんどありません。確認しなくても、完了予定日の前に完了することが多いためです。昨年6月の投稿「オンライン推進運動」でも述べましたが、オンラインだろうが書面だろうが、受付順に取り掛かり、完了日も同様になるのが処理上の建前ですが、実際には、オンライン申請の方が速く完了しているような気がしています。
ただ、これはよく考えたら当り前で、作業する対象、つまり各申請において、効率的に処理できる申請が速く完了するのは当然かもしれません。
法務局としては、最終的に、書面申請は、司法書士以外の一般の方だけに留めて欲しいというのが希望なのでしょう。
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はじめまして。兼業受験生(1年目)です。
@40さんのブログを見つけて、文章に引き込まれファンになりました(^^)
質問ですが、私は記述の雛形を暗記するのがとても苦痛です。
@40さんは、雛形をどのようにして覚えましたか?
使った教材だったり、完全暗記なのか択一を勉強しながら覚えたのか、書きまくったのか音読したのか等、そのあたりをぜひ教えてほしいです。
お忙しいなか申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
>しほさん、コメント有難うございます。
ブログを見て頂き嬉しく思います。
9年前のことですので、若干記憶が明瞭ではない部分がありますが、「雛形」そのものを覚える作業はしなかったと思います。
まず、年内中は、レックの「書式ベーシック」を勉強しました。書式ベーシックは初心者の方にとっては、基礎を分かりやすく学ぶことができるのでお勧めです。私が使用した教材は、「使用した教材」に記載しています。
その後、年明けからは、当時受講していたレックの答練で記述問題を解きました。詳しくは、「記述試験の勉強法」で説明しています。答練の記述問題は3回ほどは繰り返し解いた記憶があります。
当時、レック実践力講座には、海野講師の雛形集が付いてきました。私も、その雛形集を参考にした気がしますが、雛形集ありきというよりも、まずは、実際の問題(書式ベーシックと答練における記述問題各30問程度)を解き、その上で、それを補完するツールとして雛形集を参考にしていたような気がしています。参考にはしましたが、それを完全に記憶する作業はしていません。実際に、雛形集に触れたのは、試験直前に、これまでの知識を明確にしておくために用いた程度であったと思います。
例えば、不動産登記であれば、目的、原因、日付、権利者、義務者、添付書類についての知識が必要となりますが、記述の前提として、不動産登記法を勉強することで、少なくとも基礎的な知識は身に付くと思います。そのうえで、書式ベーシックのような初心者用の記述問題を解き、次に、予備校答練レベルの記述問題を30問程度解き、雛形集は、問題を解くうえで参考にする程度でよいのではないかと思います。
ご参考になったか分かりませんが、よろしくお願いいたします。
早速の回答をありがとうございます。
教えていただいたリンクも拝見しました。
択一知識が増えていくことで、自ずと記述も書けるようになった、ということですね。
ただSNSでは、雛形を完璧に覚えないことには合格できないと、本番まで雛形集をずーっと回し続けている人の方が多い印象なんです。
@40さんは当時、「毎日雛形を10個ずつ覚える」などのノルマもこなしていなかったのでしょうか…?
(しつこく聞いてすいません。どうしても数百ある雛形が自然に覚えられるというイメージがわかないのです。LECの雛形コレクションでいえば不登法と商登法を合わせて600個もありますし。。。)
>しほさん
ご返答ありがとうございます。
まずは、雛形ありきではなく、民法、不動産登記法のテキストを詠み込んで、そのうえで記述問題を解くのが良いと感じます。雛形を〇個覚えるといったノルマは課していませんでしたし、意識的に記憶しようとも努めませんでした。
「択一知識が増えていくことで、自ずと記述も書けるようになった、ということですね。」
私の勉強スケジュールは、こちらの投稿のとおりですが、最初の3か月で民法、不登法の講義が終わったような気がします。したがって、択一知識(つまりテキストですが)の基礎理解は、この時点でありました。もちろん、この時点で全ての論点を完全に記憶していたわけではありませんが、そのような状態で、レックの書式ベーシックに取り掛かりました。
雛形を覚えることは否定はしませんが、基礎理解がない状態で、雛形だけ覚えても意味がないように感じます。
私は、当時、レックの講座を受講していたため、最初の3か月で民法、不登法について一通りの勉強を経由し、基礎理解は身についていましたが、もし択一(テキスト)と記述を並行して勉強するのであれば、例えば、相続であれば、不動産登記法の相続分野についてテキストで勉強し、その後相続登記の記述問題を解いたら如何でしょうか。
書式ベーシックの問題は、初心者向けですが、雛形を暗記するよりは有意義だと思います。
SNS上の「雛形を完璧に覚えなければ合格できない」
上記の意見が、既に基礎理解がある前提で、その理解を記憶として明瞭化しておくために、雛形を暗記するのであればまだ分かりますが、そうではなく、例えば英単語のような暗記を意味し、雛形を覚えることから勉強するという意味であれば、ちょっと首を傾げざるを得ません。
おそらく、基礎理解があり、ある程度の記述問題に触れており、そのうえで記憶を明確化しておくために使用するという意味ではないでしょうか。
不動産登記法であれ、商業登記法であれ、申請書の形式は、売買であっても、相続であっても、仮登記であっても、共同申請、単独申請の別はあるにしろ、大きな違いはありません。
そのため、雛形を覚えるというよりも、その前提である民法や不動産登記法の知識を吸収していき、その上で問題を解く方が有意義だと思います。
雛形については、十分に記述問題に触れることを前提に(書式ベーシック&予備校答練レベルの問題30問程度)、問題を解く際の参考にしたり、また、その後に記憶を保管するツールとして用いたら如何でしょうか。
記述については、やはり、「問題を自分で解く」ことが最もよい鍛錬となるような気がします。
追記
600ある雛形を自然に覚えられるかご心配のようですが、民法、不登法、商登法、会社法テキストを読込んで、記述問題を上記のとおり行えば、大丈夫だと思いますよ。
記述問題を解くためには、雛形ではなく、上記のテキスト理解が必須です。
もし記述が解けないのであれば、雛形を覚えていないというよりも、テキスト理解が足りないのかもしれません。
試験においては、結局、択一試験も解く必要がありますが、択一試験のためには、テキストの読込が不可欠だと私は考えます。
そうした理解を養って記述問題を解いていく方が、試験対策としては有効な気がします。
宜しくお願いいたします。
@40さん、丁寧な回答をありがとうございます。
説明して頂いたことを理解しました。結論からいいますと、おっしゃる通り、択一知識をまず勉強してから演習問題を中心に記述の勉強をしたいと思います。
ここからは余談になりますが。。。
SNSを調べ尽くしたわけではないですが、LECのU野先生※が「まずは雛形を正確に暗記しろ」という教え方らしく、それもあり受験生の中では雛形は毎日書きまくって暗記したり、なんだったら択一より先に書式先行で覚えた方が合格に近い、という考え方が主流の印象です。
※U野先生はもしかしたら、「基礎理解があり、ある程度の記述問題に触れており、そのうえで記憶を明確化しておくために雛形を覚えること」と言いたいのかもしれませんが、その真意は不明です。
そんな中でも、択一を勉強したら雛形も書けるようになったという受験生もちらほら見かけるので、私も択一からの雛形理解を目指したいと思います。
またご相談させて頂くかもしれませんが、その時には宜しくお願いします。
>しほさん
いつもご丁寧に返信ありがとうございます。
私の受験時平成24年の頃は、雛形集を覚えるというような傾向はなかった気がします。他の受験生の動向は詳しくありませんでしたが、WEB講義中の海野講師も雛形集について言及してはいなかった気がします。
雛形集も付録レベルで付いてきた程度だったと思います。
他の方のご意見は、それも一つの考えだとは思います。ただ、しほさんが、合格するうえで何をすべきかを自分で検討した結果、雛形中心で勉強されるというのであればよいのですが、そうではないのであれば、あまりネット上の意見には惑わされない方がよいと思います。
一番大事なことは、合格するために、自分自身で何が必要かを知り、そのために必要なことを実践することです。
おそらく、しほさんは、初年度かつ兼業受験とのことですので、これから色々と、「こうしたら合格できる」、「これだと合格できない」など日々の勉強の中で気づかれると思われます。そうした際に、合格に至ると確信できる勉強があればそれを妥協せずに実践することが重要です。
偉そうなことを述べてしまいましたが、コメント頂きありがとうございました。
勉強と仕事、両立は大変だと思いますが、頑張って下さい。